二人と一匹の子育てを中心にアメリカオハイオ州での生活をご紹介します


by sorudaniamu
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ちょっと真面目な話

今日の午後のことです。ダニを迎えに行くついでにポストを覗いてみるとなにやらチラシのようなものが入っていました。

歩きながら読んでみると、それはこの辺りを管轄している警察からのものでこの近所に住んでいる過去に性犯罪を犯した人についての情報が書いてあるものでした。そのチラシには、その人の名前(フルネーム)、年齢、身長、体重、人種、目の色や髪の色、そして住所までが顔写真つきで書かれていて、その人の実際に犯した罪に関しては触れられてはいなかったものの、その人の住まいと私の家とが恐らく歩いて5分かかるかどうかの近所であったこともあり、しばし考えさせられるものがありました。

日本でも今、過去に性犯罪を犯した人が更にエスカレートした犯罪を犯し、そしてその事件が明らかになってから付近の住民達から「情報の公開を」という声があがっていることが多いようです。

・・・でも、日本で今私が手にしたようなチラシを配るようなことをしたらどうなるか・・・もう目に見えているような気がするんですよね。過去に性犯罪にかぎらずなんらかの犯罪を犯した人の中にはそれを何度も何度も繰り返す人も確かにいるのでしょうが、全ての人がそうだというわけではなく、中にはきちんと更正された方もいると思うんです。日本では、犯罪を犯した人の家族や親戚まで、一度そういう事件が起これば同じところには住んでいられなくなるような現実があります。そんな状況の中で、実際に前科があるという人がどこどこに住んでいる・・・なんていう情報公開が認められるようになったら、その人は日本中どこを探したって安住の地なんて決して見つからないと思います。

話は戻りますが、そのチラシを持ったままデイケア宅に行き、デイケアおばさんとそんな話をしました。彼女曰く、こういう情報を得たことについては「別にだからと言ってその人の家をチェックしに行くようなことはもちろんしないし、ハロウィーンのときだって、その家だけを避けてTrick or Treatに行くようなことはもちろんしないわ。でも、そういう人がこの近所に住んでいるいないに関わらず、子供だけで誰かよその家に遊びに行かせるようなことはもちろんしないし、子供だけで留守番させるようなことはもちろんしない。たまたまこういう情報公開してくれる町に住んでいるからこういうことを知りえたわけだけど、だからと言って特別なことは何もしないわよ。どんなところに住んでいたって、用心をするのは当たり前だしね。こういう情報公開をされることで逆に「近所の人たちは自分の過去を知っている」って思ったら例えばもう一度似たような犯罪を繰り返すような傾向にある人でも思い直すんじゃないかしらねぇ?」

・・・なるほどぉ・・・。チラシを見た瞬間に「ぎょっ!私達はひょっとしてとてもアブナイところにすんでいるんじゃないだろうか???」などとパニックに近いものを感じた私は自分の意識のレベルの低さを反省してしまいました。これでは、そういう事実を知った瞬間にその人を追い出そうと町ぐるみで必死になったり、そうでなければ急いで引越しをしたりするのと同じことですものねぇ・・・。

家に戻り、だっぢーにメールでこのことを伝えると思ったとおり、彼の反応もデイケアおばさんと同じ。そんなチラシのあるなしに関わらず、いつも通り自分と子供たちの身を守るべくしっかり用心して過ごすこと。チラシには実際その人が犯した罪については触れられていなかったわけですし、必要以上にパニックにならないこと・・・と言われました。

冷蔵庫に貼ったチラシを見ながらやはりなんとなくフクザツな気分の私です。
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by sorudaniamu | 2005-12-06 11:45